東横インの商標について

「東横イン」は東急グループ?|商標登録LEO

「東横イン」は東急グループ?

紛らわしいホテル名

東急イン」と「東横イン」名前が紛らわしいと思っているのは私だけではないはず。

 

まだ景気が悪くなかった頃は、残業が深夜まで長引いたり、飲んで終電がなくなったときなど、帰るのが面倒になったときに使っていたビジネスホテル。テキトーに入ったホテルが、「東横イン」でした。建物は清潔で新しいし、普段家で食べるようなシンプルな朝食だけどちゃんと付いてたし・・・

 

その「東横イン」、今まで「東急イン」のグループホテルだと思っていました。最近よくある、朝食付きのビジネスホテルの形態が「東横イン」、今までの少し高級そうなビジネスホテルほうが「東急イン」と理解していました。

 

「東急イン」は東急ホテルズグループのホテルで、「キャピトルホテル東急」や「東急ホテル」などのシティホテルを運営している会社です。「東横イン」ができたときは、高級ホテルチェーンも朝食付きの安いビジネスホテルができたんだ、と思ってしまっていました。

 

実際に私は「東急イン」も「東横イン」も利用したことがあるのですが、「東急イン」は赤い看板、「東横イン」は青い看板ということが一目で分かるので、見た目ではあまり紛らわしいという感じはしません。が名称はそんなに似ていませんが、「東*イン」で、1文字違いなので、混同してしまうことがあります。

 

混乱してしまう理由として

混乱してしまう要因にはいろいろあって、一つ目、
「どこに泊まったの?」
「東横イン」
「そこ、私たちが結婚式を挙げたところだよ」
「え?最近できたばかりだよ」
と、同じ駅に「東急イン」と「東横イン」が存在していることもあるので混乱する人がいます。

 

二つ目に、閉鎖された「東急イン」が「東横イン」になっているところも数件あるそうです、そのため、やはり私と同じように紛らわしいと思っている人もいるようです。予約していたホテルがどちらかわからなくなってしまった人もいるとか、いないとか。

 

そして三つ目が、「東横」といえば「東横線」で、その「東横線」というのは「東急グループ」の電車、「東京急行電鉄(東急)」の「東横線(東急東横線)」という路線を連想します。この「東急東横線」は昔からあり、「東急東横線」は「東急グループ」なので、「東横イン」は「東急グループ」と混同してしまう理由にあると思われます。
これが一番大きいと思います。

 

名前の由来

「東横イン」は地名の東京ー横浜から来ているそうですが、この名称、偶然とも思えないような気もします。多少なりとも「東急イン」のブランド力を意識して作った名称だろうと思います。紛らわしい名称なのですからそれによって「東急グループ」のホテルだと思って利用する人も多く、それによる利益も出ていると思われます。

 

数年前、「東横イン」が不法改造や廃棄物処理法違反でニュースになった際、「東急イン」をはじめ、「東急グループ」に迷惑電話がかかっていたそうです。「東急イン」には風評被害が出てしまったわけですね。

 

「東横」という言葉は東京と横浜の組み合わせなので、一般的に使われる言葉だということで商標登録はしていないということで、商標権で問題にはなりませんでしたが、損害賠償請求などの話もなかったようで、不正競争防止法の「周知表示に対する混同惹起(じゃっき)行為(不正競争防止法第2条第1項第1号)」にも該当するのではと思いましたが、特に争いごとはなかったようです。
もし、商標トラブルになっていたらどうなっていたのでしょうか?

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