警告文が届いたら冷静に対処すべき

早まってはいけない警告書|商標登録LEO

早まってはいけない警告書

初めて目にした「警告書」

 

私は先月、生まれて初めて『警告書』と呼ばれる物を目にしました。
私は現在飲食店の店長をしています。

 

私が勤めている飲食店の社長が、二号店として私に経営を任せてくれる事になりました。
オープンまでの準備はスグに整い、順調に売り上げを伸ばしていました。

 

しかしある日、私のお店に商標権侵害による『警告書』が届きました。
商標権侵害の対象になっているのは、私のお店の名前でした。

 

私は商標登録の存在を全く知らなかった為、お店の名前の登録を行っていませんでした。
警告書には商標権侵害による請求金額も記載されていました。
そしてただちに店名を変えなければいけない必要がありました。

 

争いを避けるために警告書に従うことに

 

お店をオープンしてまだ間も無かった為、私はとても迷いました。
しかし警告書が届いたと言う事は、私に非があるに違いありません。
社長にも相談した結果、お店同士の争いを避ける為にも警告書に従う事にしました。

 

警告書に記載されていた請求によりお店は痛手を負いました。
しかしそれ以前にお店の名前を変更する事は、それよりも更に大きな痛手となりました。

 

お店の名前を使いグラスや伝票、メニューや看板などを利用していたからです。
それを全て一から作り直す事になり、大変な思いをしました。

 

看板やグラスなどを作り直し、リニューアルオープンとしてもう一度お店を開店する事になりました。
お店の名前はすっかり変わってしまいましたが、それでもたくさんのお客さんに支えられお店は順調に売り上げを伸ばしています。

 

実は警告に従わなくても良かったかもしれないという事実

 

しかし先日、お店が終わり社長と一緒にご飯を食べに行く事がありました。
社長の友人も後から参加し、お店の新しい企画を考える事になりました。

 

お店の新企画もある程度決まり、ふと一ヶ月前の警告書の話になりました。
社長の友人の中には、商標権に詳しい方が一人居たのです。

 

詳しい内容を話すと、とんでもない事実が判りました。
私が受けた警告書の内容では『商標権侵害』にはならないのでは無いかと言われました。

 

詳しい話を聞いてみると、警告書を送ったお店の店名は『商標としての識別力』が無いと言うのです。
ではなぜ商標登録を行う事が出来たのかが疑問になります。

 

商標としての識別力が無ければ、そもそも商標登録は出来ないはずです。
しかし相手のお店の登録商標をよく見てみると、文字の他に図形が付けられていました。
社長の友人曰く、おそらく図形によって識別力が認められたのでは無いかと言っていました。

 

私のお店の名前は確かに警告書を送ったお店と似ている点があります。
しかし図形によって登録された商標の場合、私は同じ図形を使っていませんので、商標権侵害にはならなかったと言う事です。

 

高い請求を払いお店に痛手を負ったと言うのに、まるでお金を捨てる形になってしまいました。
早まって警告書に従った結果だと思います。

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